バスでよくある作業

ビートル等に比べとてもシフトロッドが長いバスではシフト系統に磨耗や劣化によるガタが出てしまうことが大変多く、
トラブルにつながります。ここがダメになりガタガタでも、すんなりシフト出来る車もあれば、
力のかかり方が逃げてしまいとてもダメなケースもございます。
痛み方や症状は車により様々ですが、ガタがあるまま使用することが良いわけがありません。
どこまでやらなければならないかやリペアに使用するパーツのチョイスはお車によりケースバイケースです。
現車に合わせ(予算も)、どうするか決めて他部作業との効率を考えながら手をいれましょう。

バスにお乗りで心当たりのある方は、一度お近くの専門店で見てもらうことをオススメします。

ケース その@
新品社外ノーズコーン&純正シャフトで、位置だしして使用しました。

今回の交換部品(シフトロッド〜MTマウント部分で)
トランスミッションマウント 純正HDタイプ 前後セット
ノーズコーン 社外品(シルバー)
セレクターシャフト 純正(T−1用加工)
グラウンドストラップ MT用 社外
シフトロッドガイドブッシュ フロント&リア&ミドルを純正で
シフトロッドブーツ 社外
シフトロッド(USED)
シフトロッドカプラー 社外
ついでにバックスイッチ取り付け






ケース そのA
今回は1966年式なのに8mmスタッドタイプが付いていて、ミッションオイルが漏れまくりでした。
このタイプはそうなるのが大変多いですね。
当然フロントマウントはオイルでゴムが犯されボロボロになります。
社外新品ノーズコーン&純正シャフトを使用し位置だしして使用しました。

今回の交換部品(シフトロッド〜MTマウント部分で)
トランスミッションマウント 純正HDタイプ 前後セット
ノーズコーン 社外品(シルバー)
セレクターシャフト 純正(T−1用加工)
シフトロッドガイドブッシュ リア&ミドルを純正で
シフトロッドブーツ 社外
シフトロッドカプラー 社外
ついでにバックスイッチ取り付け




ケース そのB
今回はMT載せ換え時に、載せ換えるMTに付いていたT−1ノーズコーンから
T−2ノーズコーンに変更するときに作業しました。
最近手に入ったシルバータイプより良さげな社外新品ノーズコーン&純正シャフトを使用し、
ブッシュ制作し位置だしして使用しました。
リアマウントは分離状態という最悪のケースです。

今回の交換部品(シフトロッド〜MTマウント部分で)
トランスミッションマウント 純正HDタイプ 前後セット
ノーズコーン 社外品(最新品)
セレクターシャフト 純正(T−1用加工)
シフトロッドガイドブッシュ フロント&リア&ミドルを社外で
シフトロッドブーツ 純正
シフトロッドカプラー 社外
オイルシールを付属品でない物へ交換
ついでにバックスイッチ取り付け







ケース そのC
レイトバス用なので社外ノーズコーンが存在しません。
ブッシュ制作しセレクターシャフトを制作し位置だしして使用しました。


今回の交換部品
(シフトロッド〜MTマウント部分で)
エンジンサポートマウント社外
ノーズコーンリペア
セレクターシャフト 純正修正
シフトロッドガイドブッシュ フロント&リア&ミドルを純正で
シフトロッドブーツ 社外
シフトロッドカプラー 社外
オイルシール&ベース




ケース そのD
今回はもともと付いていたT−2ノーズコーンを修正し作業しました。
リアマウントはソリッド、フロントはゴムという?なケースです。

今回の交換部品
(シフトロッド〜MTマウント部分で)
トランスミッションマウント 純正HDタイプ 前後セット
ノーズコーン 純正修正
セレクターシャフト 社外新品(T−1用加工)
シフトロッドガイドブッシュ フロント&リア&ミドルを純正で
シフトロッドブーツ 純正
シフトロッドカプラー 社外
ホッケースティックオイルシール&ベース












番外編

これはレイトバスであったケースですが、フロントノーズコーンからのオイル漏れでトランスマウントフロントのゴムが
使用に耐えないくらいドロドロになってしまっていました。
68〜71用のフロントマウントは新品で社外品すら出ません。以前は入手出来ましたが、ここ何年も流通しておりません。
かといってそのままで使えるかということになるととんでもない状態なので、どうするか?となります。

以下の中から選択となります。
1.ソリッドマウントをワンオフ造り、それを使用して固定する。
2.USEDマウントで使えそうなのを探す
3.NOSが見つかるのを待つ

4.中国で新品を作らせる

1.はお金と手間があれば可能です。とりあえず適当ではなく機械加工屋さんに位置だしして良い物を作ってもらえます。
が、ドノーマルのレイトバスにソリッドマウントを使用することに意味はありません。
よほどのハイパフォーマンスなレース車両以外はソリッドのマウントを使う必要はないと考えます。ということで却下。


2.マウントをUSEDでなんて考えたくもありませんが、一番現実的でした。
ただ、USEDすら国内の業者を片っ端からあたっても持っているところが無く、結局アメリカの取引先に相談しました。

解体しないと出ない部品に関しては国内だとT−2は結構キツイですね。

3.は広い世界中を探せば価格は高くてもどっかにNOSが眠っているはずです。
ただ、もっているルートを探してみてすぐ出なかったのと、そのために作業が進まず不動車を続けるくらいならUSEDということで、
2で行きました。まぁまぁ良さげなのが届いて、無事取り付けできました。ヘタリによる位置関係だけはよくチェックが必要です。

いずれにせよ、NOSを含め新品を探そうと思いますし、予備のUSEDマウントも在庫してあります。

4.は相談してみましたが、膨大なロットの関係でムリでした。


いすれにしても作業は車の状態や予算によってどう直すかはケースバイケースになります。
ただ部品を外して新しいのを付ければ良いというわけでは全くありません。
ノウハウや部品のチョイスも大変重要です。
現車の状態と効率をよく考えて進めないと2度手間3度手間になってしまい大変無駄ですね。

ご自分で作業されるときはよく勉強し、店に出されるときはよく相談して修理してください。

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